背骨の中を通る神経「脊髄」は首から腰のあたりまで続き、その先は、馬のしっぽの毛のように細い神経が束になっています。そのことから「馬尾神経」と呼ばれています。この部分が圧迫されるのを「馬尾型」といいます。

両足のしびれ、痛み、力が入りづらい、残尿感、頻尿、便秘などの症状があり、神経根型より症状が強く感じることが多いです。

神経根と馬尾の両方が圧迫された状態。

歩いていると辛くなる（前屈みで休むと楽になる）、しびれ、痛み、感覚の異常などの症状が、片方、または両方に出ます。

脊柱管狭窄症の原因として最も言われるのは加齢です。加齢によって、脊骨を構成する靱帯、関節、椎間板（軟骨）などが影響をうけ、背骨の神経が通る場所が狭くなって、神経が圧迫されます。

加齢以外の原因としては「腰椎すべり症」があげられます。これは腰椎が前へ滑ってずれた状態となり、神経を圧迫します。また、腰椎すべり症は「腰椎分離症」が原因となっていることもよくあります。腰椎分離症は若い世代でスポーツをしている人に多い怪我です。

よって、腰椎分離症はしっかりと治療しておく必要があります。

すべり症とは背骨を構成している骨がずれ、痛みなどを生じている状態を言います。

主症状は腰痛になります。悪化すると、足がしびれる、違和感を覚える、足の冷感、歩行障害など、症状が進行していきます。初期は安静にしていれば痛みはありませんが、進行すると、腰の神経が圧迫されるため、足に強い痛みを感じます。

すべり症は大きく3つに分けられます。

【変性すべり症】

閉経後の女性に頻発しやすいことから、女性ホルモンの減少によって発症すると推測されています。また加齢による影響も強いと考えられています。

【分離すべり症】

「分離症」という背骨の怪我によって引き起こされます。分離症はスポーツなどをする10代に多いとされていますが、これが原因で、後にすべり症となることがあります。

【形成不全すべり症】

生まれつきの背骨発育未熟により引き起こされます。比較的若いうちに発症することが多いです。

腰の痛みは多くの場合、長い期間の負担が積み重なって起こっています。そのため、施術により痛みが緩和されても、根本的に症状が良くなるまでには、時間がかかることもあります。

施術について、症状について、その他ご不安なことがあれば何でもご相談ください。症状を良くしていくためには、安心して施術を受けていただくことが何よりも大切です。

また、当院では、ご自宅でも簡単にできるセルフケアや、日常でできることなどをお伝えし、施術と合わせて、症状の改善をサポートしていきます。

「施術」＋「ヒアリング」＋「セルフケア」のサイクルで、あなたの症状を良くする最適な　　　　　　　　　　　　　　　　　　アプローチを見つけていくことをお約束します。